生地温泉

上杉謙信が危篤に陥り家来たちが祈願したところ、老人が謙信の夢枕に現れ「白鳩の導いた場所で地を打てば清水が湧き、それで入浴すれば病気は治る」と姿を消し、何か月か入浴すると病はすっかり治ったのだといいます。

この伝説の湯に現在入れるのは「たなかや」です。古くは明治４４年から湯治宿として人々に利用されてきました。湯の色は無色透明でわずかな塩気があり、神経痛や胃腸などに効果があるといわれています。約５千坪もの庭園がある「たなかや」の大浴場からは、こだわりの美しい庭を眺めることができます。初夏には鮮やかな竹林を、冬には雪景色を、女性風呂からは春に満開の紅梅を楽しむことができます。漁師の町・黒部ならではの海の幸を中心に、地の野菜や山の幸なども味わえます。

あいの風とやま鉄道生地駅からは車で５分。ヒスイ海岸散策を楽しんだり、黒部峡谷を堪能したりと、黒部の風土を感じながら堪能したい温泉です。