横川温泉(茨城県)

茨城県東北部にある南北40kmに長くのびた常陸太田市、その北部に位置する折橋町。西暦1057年八幡太郎義家一行が常陸の国（常陸太田市増井町、勝楽寺）に投宿した後、陸奥との連絡路をこの地に設営しようとしていた折に湯壷を発見し、義家一行が湯小屋をつくり、このいで湯で戦いの傷や疲れを取ろうと入浴。その効きめ四日で現れる故、昔の人は湯小屋か「四日の湯」、と今でも呼んでいる古い温泉です。泉質は、硫黄泉で、慢性皮膚病、慢性婦人病、きりきず、糖尿病、神経痛、リウマチ、胃腸病、ヘルニア、打ち身、冷え性、痔疾、慢性消化器病、疲労回復などに効果があります。無色透明、県内トップクラスのpH10.1という高アルカリ性天然温泉です。周辺スポットには、歩行者用の吊り橋としては日本でも有数の長さの「竜神大吊橋」、久慈川の支流・竜神川をせき止めて作られた「竜神ダム」、県の天然記念物にも指定される大イチョウがある「西金砂神社」などがあります。