久美の浜温泉郷

久美の浜温泉郷は、京都北西端、日本海から久美浜湾を閉ざすように伸びる砂嘴「小天橋」と丹後半島に囲まれ、水鳥戯れる久美浜湾に点在する温泉地の総称。入り組んだ内海と聳え立つ山々の風景が織り成すその景観の美しさは、山陰海岸国立公園に指定されるほど。久美浜は砂地を利用した果物栽培が盛んで、春には桃やぶどう、梨狩りなどが楽しめる。温泉や果実に加え、日本海の荒波にもまれて育った海の幸も楽しみの一つ。例年11月から春にかけては松葉カニや、久美浜湾で育ったプリプリの大きな牡蠣を求める人々で活気付き、その新鮮な味わいはまさに格別だ。また、夏のリゾートスポットとしても知られ、全長約6ｋｍにも渡る「小天橋海水浴場」のロングビーチが隣接。四季を問わず賑わいを見せている。