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およそ1300年前、奈良県には当時の首都である平城京があったため、有名な奈良の大仏(東大寺盧舎那仏像)を始めとして、聖徳太子ゆかりの寺である法隆寺、日本最古の神社の一つとされている大神神社、全国の春日神社の総本社である春日大社など、数多くの歴史的建造物や文化遺産が今でも残っています。
このあたりの温泉では、霊地・信貴山の麓にある信貴山温泉、平城京周辺の天平の湯温泉・宝来温泉などが、歴史の息づく温泉地として愛されています。
県南部は、山岳信仰の中心地である大峰山を始めとして豊かな自然が広がっており、吉野山では桜のシーズンには千本桜などの絶景を見せてくれます。
日本三大秘境の1つに数えられる、十津川温泉や大峯山の登山口にある洞川温泉などは、山の出湯で日頃の疲れを癒すことができる玄人好みの観光エリアとして親しまれています。歴史ロマンの香りとひっそりと佇む秘湯で身も心もゆったりと休めてください。
日本三大秘境の1つとされ南北朝や幕末の動乱にも登場する十津川村は、日本一大きな村で、96%は山で占められており、同時に豊かな温泉資源に恵まれています。
十津川温泉郷とは、十津川村に湧く3温泉(十津川、上湯、湯泉地)を総称したもので、二津野ダムの湖畔に活気ある小温泉街を形成しています。
源泉として発見された下湯は、出谷川下流にあり、元禄年間に炭焼き職人によって発見された伝統の湯となっています。
また、上湯は温泉郷最奧の河川に湧く秘湯で、源泉温85度を誇る高温泉です。
さらに、十津川最古の、約560年の歴史を持つ湯泉地は温泉郷唯一の硫黄泉が楽しめ、泉温が高いため、特徴的な湯の花が咲くことで有名です。
平成16年には全国で初めて、十津川温泉郷エリアの全温泉施設で塩素を一切使わない「源泉掛け流し」を宣言したことでも人気を博しています。
泉質はナトリウム炭酸水素塩泉で、火傷や切り傷といった外傷に効果が期待できます。
奈良県の南部、「西の軽井沢」として有名な避暑地である洞川温泉は、冷涼な気候と、豊富な湧き水、美しい山々と渓谷美が人気の温泉地です。
洞川温泉は、女人禁制の修験道発祥の地として知られる霊峰大峯山の登山口に湧く温泉で、大峰構の宿場として栄え、役行者に始まる修験者の里として1300年の歴史を誇ります。
名水百選にも選ばれている洞川温泉。老舗宿場が並ぶ温泉街に一歩踏み出せば、そのレトロな街並みは、まるで明治時代にタイムスリップしたかのような気持ちにしてくれます。
温泉街には旅館や民宿が20軒ほどあり、その他にも土産物屋や陀羅尼助(だらにすけ)丸という日本古来からの民間薬を製造販売する店、各種の商店が軒を連ねています。
泉質は弱アルカリ性の単純温泉で、神経痛・筋肉痛・関節痛・冷え性などに効果があり、お肌がツルツルになる「美人の湯」として知られています。
香り高い槙風呂の外湯や霊水めぐりもお楽しみいただけます。