広瀬温泉

松江城築城前に出雲国守護職が居城としていた安来市広瀬町の月山富田城の麓から湧き出る温泉。
薬効が高い湯につかりながら、四季折々の自然も満喫できて、心身共にリラックスできる。
泉質は、低張性弱アルカリ性高温泉。
効能は、神経痛、筋肉痛、関節痛など。

月山富田城は、山陰・山陽十一州を手中に収めた尼子氏歴代が本城とし、山陰・山陽制覇の拠点とした城で、難攻不落の城として戦国時代屈指の要害。
戦前の教科書にも紹介された山中鹿介の出た城としても有名だ。
鹿介の銅像や供養塔、随所に残る石垣や石畳の古道など、月山富田城跡を中心に数多くの史跡があり、戦国ロマンを感じさせる。

広瀬町は絣（かすり）が特産品で、町内には広瀬絣の伝統を知ることができる広瀬絣センターがある。
他にも、安来市内には、横山大観を中心とした近代から現代の日本画の名作約1500点を収蔵し、美しい日本庭園で有名な足立美術館がある。