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愛媛県の宿泊施設情報

日本最古の湯がいまも滔々と流れる愛媛の温泉地

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愛媛に古くから湧く名湯「伊予の三古湯」とは

四国の北西部に位置する愛媛県。瀬戸内海の陽気な気候に恵まれた地域で瀬戸内をはさんで岡山や広島へのアクセスも便利なことから、多くの人が訪れている静かな観光県です。

愛媛県の温泉地として有名なのはご存知「道後温泉」ですね。日本各地に温泉はあれど、温泉施設の建物が国の重要文化財に指定されているのは、愛媛県松山市の道後温泉本館(共同浴場)ただ一つであり、その歴史と文化の重さを感じます。

そんな道後温泉と並んで「伊予の三湯」に数えられるほどの名湯が湯之谷温泉・鈍川温泉の二つ。

「本谷温泉」は一軒宿で、子供からお年寄りまで安心して入れる張性アルカリ性冷鉱泉が楽しめます。そして「鈍川温泉」は今治タオルで有名な今治市にあります。今治市には伯方島、大三島を経て広島まで伸びる「しまなみ街道」が渡っており、島々を見渡す気持ちいい風景を見ながらのドライブはもちろんサイクリングをするにも有名なスポットとなっており、海外からもサイクリストが多く訪れています。

歴史とロマン溢れる南予地方の温泉

お遍路の街でもあり歴史的な建物も多く残る魅力的な愛媛県。そんな愛媛の南予地方には、白壁の町並みが続く内子や風情溢れる街大洲があり、大洲はその佇まいから伊予の小京都とも呼ばれています。

「少彦名温泉 大洲臥龍の湯」は大洲の風物詩である肱川のうかいや、いもたきなどが行われる肱川を一望できる臥龍の淵にある温泉です。肱川の清流、冨士山、臥龍山荘も一望できる露天風呂もあり、大洲の大自然を感じながらゆっくり温泉を楽しむことができます。

また同じく大洲市にある「小薮温泉」は有形登録文化財に指定された大正時代の木造建築で味わえる素朴で古き佳き温泉に出会うことができます。

3階にある広々とした風情溢れる休憩室では大正時代の緩やかで上品な空気を感じることができます。

さらに愛媛と高知の県境にそびえる霊峰篠山の、豊かな自然に包まれてひっそりと佇む「祓川温泉」は観光地の温泉とは正反対の温泉地。すべての蛇口から出てくるという贅沢な源泉かけ流しの温泉は、まさしく穴場的スポットです。

水軍が割拠した瀬戸内海に面する東予の温泉地

瀬戸内海と言えばのどかで穏やかなイメージですが、その昔は村上水軍を筆頭とする多くの水軍が群雄割拠する戦いの場でもあった歴史があります。瀬戸内に近い東予地方ではそんな水軍浪漫をめぐりながら温泉を楽しみたい人におすすめのエリアです。

「湯ノ浦温泉」は瀬戸内海を一望する四国初の国民保養温泉で、瀬戸内海に突き出した高縄半島の先端・今治市の桜井地区にあります。桜井海岸に沿って歩けば、道すがらに湯宿が点在しており、海のグルメも存分に堪能できる温泉地です。

また平成13年に誕生した「マーレ・グラッシア大三島」は海水をそのまま利用し、タラソテラピー(海洋療法)の考え方を取り入れた海水風呂のある総合リラクゼーション施設。瀬戸内の海が望める展望露天風呂から見る夕日は絶景で、赤く染まる海を見ながら潮風に吹かれると心から癒されます。海水風呂は海水の持つミネラル成分が健康に良いとされており、全身で美しい瀬戸内の恵みを感じることができるユニークで新しい温泉です。

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