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埼玉県の温泉と言ってもピンとこない人が多かもしれませんが、実は埼玉県には良質な温泉や、しっとり落ち着いた癒しの宿もたくさんあります。
疲労回復や美肌効果があるところや、美しい景色を眺めることができる露天風呂、そしていろいろなお風呂の種類が楽しめるなどいろいろなタイプの宿がある県なのです。
そして埼玉県にある温泉は、温泉法に基づく天然温泉で、およそ62カ所の温泉があります。多くは、最近掘削された温泉が多いので、あまりなじみがないというのもあります。しかし、埼玉県の温泉は多種多様なものが多く、泉温も低い冷鉱泉や低温泉のものや、中には42℃以上の高温源泉もあります。秩父の最奥旧大滝村のさらに一番奥の山間地にある秘湯中津川温泉や全国でもトップクラスのpH11.3を示す強アルカリ性泉が湧く都幾川温泉“とき川”など、あまり知られてはいませんが、いい温泉が湧いているのです。
埼玉県近郊にいらっしゃる方がいれば、一度は行って欲しい温泉地ばかりです。
埼玉県の代表的な温泉地は、百観音温泉です。関東の日帰り温泉ランキングでも上位を占めている名湯です。都内からのアクセスもよく、関東の平野では珍しい自噴の天然温泉。お湯の色は若干茶色っぽく、塩分が強いのが特徴です。この泉質は、塩分の浸透圧によって温泉の成分が体内に取り込まれやすいことに加え、皮膚に塩分が付着し、汗の蒸発を防ぐために保温効果が大きくて、湯冷めをしにくいことで知られている。
泉質が良いので、わざわざ遠くの温泉まで行かなくてもいいというのも人気の秘密です。
さらに特筆すべきは源泉の温度の高さ。百観音温泉施設のなかには、「立ち湯」というたったままお湯にはいるところがありますが、そこは、46度の高温になっています。
10秒ほど入っただけで、体がスーッとしてとてもくせになります。強い塩分と自噴57度という熱さを持っている天然温泉だからこそなせるクセのある温泉なのです。
埼玉県には有名な温泉地がいくつかありますが、未だに知られてはいない名湯がいくつもあります。その中でも「名栗温泉」は自然豊かな土地から湧き出る秘湯です。野生の鹿や猿、さらにはヤマセミやカワセミといった美しい自然の地にしか生息していない動物達を見ることができます。あまり知られてはいませんが、皇太子様も訪れたことのある温泉です。
泉質は、フッ素イオンの項で温泉に該当(低張性・アルカリ性・冷鉱泉)。少しぬるめのお湯で優しく体を包んでくれるような柔らかい水質です。じっくり時間をかけて体を温めることができます。また、半身浴や足湯でも、非常にリラックスできるのでお勧めの泉質です。都内からは少し時間がかかる場所ですが、一昔前のノスタルジックな雰囲気、田舎のどこか懐かしい空気を味わうことのできる温泉地です。都会の喧騒をわすれ、大自然に囲まれながら温泉につかり身も心もデトックスすることができるそんな温泉地です。