滋賀県
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滋賀県の観光と温泉案内

日本のほぼ真ん中に位置する滋賀県。その中央に県土の約６分の１を占める日本最大の湖・琵琶湖を抱え、周囲には緑豊かな山々や田園風景が広がる、水と緑の豊かな自然にふれ合うことができるところです。悠々と水をたたえる琵琶湖と周囲が織りなす四季折々の美しい風景は「琵琶湖八景」や「近江八景」として、訪れる人を魅了しています。

また、交通の要衝の地でもあり、古くから文化・経済の先進地として栄えたこの地には、古刹・名刹の歴史ある寺社や戦国時代をはじめとする英傑たちの足跡、歴史情緒が残る町並みなど、奥深い歴史文化があり、国内有数を誇る歴史文化資産は、今もなお県内のそれぞれの地域で大切に守り伝えられています。

大きくにぎやかな温泉街のようなものはありませんが、約1200年前に最澄が開いたといわれるおごと温泉をはじめ、豊富な湯量を誇る良質のお湯が各所で湧いており、琵琶湖を一望できる温泉宿や大阪・京都への観光にも便利な大型ホテルなど、旅の目的に合わせた施設で天然温泉を楽しむことができます。

1200年の湯治の郷「おごと温泉」

県内で一番有名な温泉地・おごと温泉は滋賀県琵琶湖の西に位置し、比叡山の御膝元、また、京都に一番近い温泉地として親しまれてきました。比叡山の伝教大師、最澄によって開かれたおごと温泉は、大正時代には本格的な温泉地として開発され現在に至ります。泉質はph値9.0と、高いアルカリ性単純温泉で、神経痛・筋肉痛・冷え性や疲労回復に効き、入浴後の肌質がなめらかになります。おごと温泉の旅館やホテルは全て、水道水を混ぜる事なく、源泉を使用したお湯を引いています。

おごと温泉の宿泊施設は全9館（2016年10月現在、おごと温泉旅館協同組合HPより）。宿ごとに趣向を凝らしたお風呂やお部屋、料理などが用意されており、好きなプランを選ぶことが出来ます。ペットと泊まれる宿「暖灯館 きくのや」や信楽焼きの貸切温泉のある「湖畔の宿 雄琴荘」、館内4箇所のお風呂で湯めぐりの出来る「湯元舘」などでは日帰り入浴も可能です。

忍者と信楽焼の里、甲賀市の温泉

滋賀県の観光名所と言えば、琵琶湖周辺が有名ですが、三重県方面に進むと緑豊かな甲賀市があります。甲賀市は甲賀忍者の里であると共に信楽焼きでも人気の観光スポットです。そんな甲賀市には、様々な泉質の温泉も湧いています。

「ダイヤモンド滋賀」は幅広い世代が楽しめる様々な施設の揃った複合リゾート施設で、その中にある天然温泉「やっぽんぽんの湯」では、ナトリウムー炭酸水素塩冷鉱泉のとろりとなめらかなお湯を楽しめます。

「大河原温泉　かもしか荘」は、自然に囲まれた静かな山間の秘湯で、鈴鹿スカイラインの入口近くにあり、周辺にはアウトドア施設もあります。鈴鹿山麓の四季折々の景色と野洲川清流に抱かれた湯浴みを楽しむことができます。

この他にも、和風京都懐石料理が人気の老舗料理旅館「塩野温泉」（泉質：塩類泉／効能：婦人病・胃腸病など）や、露天風呂もある甲賀忍びの湯「宮乃温泉」 （泉質：含塩化土類食塩泉／効能：リウマチ・神経痛など）があります。