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鳴子温泉郷

泉質、湯量、規模すべてがケタ外れの本物の名湯

鳴子温泉郷

日本にある天然温泉の11種類の泉質のうち9種類の泉質を持つ

栗駒山の山すそに鬼首、中山平、鳴子、東鳴子、川渡温泉が連なる「鳴子温泉郷」。日本にある天然温泉の11種類の泉質のうち9種類の泉質を持ち、源泉数は370本以上。恵まれた泉質と湯量を生かし、外湯も充実。55軒ある宿や共同浴場のほとんどが源泉かけ流しだ。温泉街の中心から東鳴子温泉方面に向かい、大きく分類するだけでも硫黄泉、塩化物泉、炭酸水素塩泉と湧き出る湯の泉質が変化。それぞれ異なる湯の香に包まれれば、ここがケタ外れの名湯であることを実感できる。

源泉100%、乳白色の硫黄泉がじっくり肌に沁みこんでいく

鳴子温泉郷の中で随一の規模と豊富な湯量、効能を誇る鳴子温泉。立ち上る湯煙と漂う硫黄の香り、細い路地と軒を連ねる土産物屋が温泉情緒を一気に盛り上げる。安定感のあるシルエットと写実的な模様が特徴の「鳴子こけし」。店頭に並ぶこけしや「鳴子漆器」が、東北の名湯に来た喜びを再確認させてくれる。宿に着いたら浴衣と下駄を借りて、いくつかある共同浴場にも向かうのもよい。代表的な「滝の湯」は、1,000年以上の歴史を持つ古湯。源泉100%、乳白色の硫黄泉がじっくり肌に沁みこんでいく。