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東京から盛岡まで東北新幹線で2時間ちょっとと、意外に近い岩手県。県庁所在地である盛岡近郊の温泉はアクセスに便利で、観光にも大人気。街の喧騒から離れた自然豊かなのどかな地で、ゆっくりのんびりと身体を癒すことができます。県北部、県央部、沿岸部、県南部と4つのパートそれぞれで、様々な温泉を楽しめます。
県北部には、1000年以上の歴史をもつ金田一温泉郷や二つの温泉を楽しむことができる温泉リゾート・奥中山高原温泉があり、肌と心をうるおす山間の湯で静かに癒しのひとときを過ごせます。
小岩井農場がある盛岡、八幡平の県央部には、盛岡駅から車で30分で行けるつなぎ温泉、開湯450余年を数える鶯宿温泉、十和田八幡平国立公園内にある藤七温泉他、名湯、秘湯、個性豊かなさまざまなお湯があります。
県南部には県を代表する花巻温泉、ブナ原生林に囲まれた奥深い秘湯・夏油温泉、正岡子規が宿泊したことでも知られる湯田温泉峡最古の温泉街・湯本温泉があります。
数多くの温泉地を持つ岩手の中でも、県南エリアにある宮沢賢治ゆかりの花巻温泉は特に有名。名湯ぞろいの温泉地がいくつも点在しています。
花巻温泉は、大正12年(1923)に、台温泉から引湯して開発された温泉。桜並木や赤松林、そして宮澤賢治が設計した日時計花壇のあるバラ園など格調の高さと落ち着きのある雰囲気で、北東北の温泉リゾートとして全国にその名を知られています。効能はリューマチ・神経痛など。
また、このエリアには、台川沿いの山あいにある14世紀開湯の古い温泉・台温泉があります。台温泉は16軒の旅館が並び、湯治場の雰囲気が残るノスタルジックな街並みです。清流豊沢川沿いの宮沢賢治も愛した大沢温泉は、古い湯治場らしく、今もなお自炊旅館が健在です。
他にも歴史の古い志戸平温泉、女性に人気の美肌の湯の松倉温泉、鉛温泉など、豊富な温泉地を楽しめます。
文豪たちにも愛された温泉が多い県南エリアには花巻温泉以外にもバラエティに富んだ温泉地があります。
清流、和賀川に沿って11カ所の源泉、温泉場がある湯田温泉郷は古くは湯治場として人気があり、そのお湯は特に肌に良いとされています。肌の角質をとる作用があり、美肌効果があるといわれるお湯の他、変わり湯も人気。槻沢温泉の「砂ゆっこ」は、浴衣を着て砂に浸かる砂湯の温泉。町で採れる天然硅砂を温泉の湯で熱し、その砂に埋まって体を温める入り方で、冷え性や腰痛に特にいいと言われています。ビスケットの天ぷらや、西和賀名物の「ゼンマイ」を味噌味の焼そばに仕立てたゴマ味噌ぜんまい焼きそば、県外にもファンのいる湯田牛乳など、グルメも一緒に楽しむのがおすすめです。
また、県央エリアには、圧倒的なスケールで大自然の織り成す四季折々の表情が楽しめる八幡平があり、そこを流れる松川の渓流沿いに宿が並ぶ温泉地・松川温泉や、八幡平温泉郷があります。