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鳥取県には山陰最大の温泉地、皆生(かいけ)温泉があります。
皆生温泉は、鳥取県の西の端、島根県と県境を接する米子市に位置し、日本海に面した海辺の温泉郷です。白砂青松の海岸線と中国地方最高峰の国立公園・大山に育まれた当温泉地は、山陰の観光拠点としての役割も果たしています。比較的歴史の浅い温泉地ですが、観光旅館・ホテル、公共の宿など30軒がコンパクトにまとまっており、4500人の収容規模を誇る山陰では最大の温泉地です。
皆生温泉の泉質は、ナトリウム・カルシウム塩化物泉で、湧出量は毎分4456.5リットルと豊富な湯量を誇ります。源泉数は19カ所。源泉温度は63~83℃と高温で、主な効能は神経痛・リウマチ・慢性皮膚病・慢性婦人病などです。近年お湯の調査から美肌効果に優れていることが分かり、女性にとってもうれしい温泉として注目されています。まさに「ホカホカ、ツルツルの健康と美肌をつくる」温泉です。
鳥取東部の5つの温泉地(岩井温泉、鳥取温泉、吉岡温泉、浜村温泉、鹿野温泉)を総称して「いなば温泉郷」と呼びます。
山間の城下町に湧く「鹿野温泉」は近隣の史跡とともに歴史とロマンを秘めた温泉。国民保養温泉地にも指定されています。
豊富な湯量と五百年の歴史を誇る「浜村温泉」は、海辺に位置し、温泉旅館では新鮮な地魚が堪能できます。3ヶ所の足湯も楽しめます。
「吉岡温泉」は湖山池の南側、三方を山に囲まれた山間の静かな温泉郷で、4月の「花湯まつり」や初夏の「ホタルまつり」で賑わいます。
千二百年の歴史を刻み、山陰最古の湯として知られている「岩井温泉」。蒲生川沿いに、しっとりした木造の旅館が立ち並び、古き良き時代を残しています。
鳥取駅から徒歩圏内に湧く「鳥取温泉」は、明治37年頃に発見され、その後は駅周辺の発展とともに温泉街が出来上がりました。地域内には4つの天然温泉公衆浴場があり気軽に利用できます。
「梨の花温泉郷」とは、鳥取(山陰)と蒜山(岡山)にまたがるエリアで、三朝温泉、関金温泉、東郷温泉、はわい温泉があります。
三朝(みささ)温泉は世界有数のラドンの含有量を誇ります。各旅館の内湯には趣向を凝らした個性的なものが多く、三朝橋から見下ろす河原には「河原露天風呂」があり、せせらぎを聞きながら入浴することができます。
はわい温泉は、東郷湖畔すれすれにホテル・旅館が立ち並び、その姿はまるで大きな屋形船のようです。
東郷温泉は、山陰八景のひとつの東郷湖の南岸に湧出する温泉。江戸時代から湖中に温泉が湧き出ることが知られており、地元の人たちが温泉利用を願い出たことが東郷温泉の始まりだといわれています。
関金温泉は、倉吉市関金町にあり、岡山県との県境・蒜山三山の懐に位置します。約千二百年前に開湯したともいわれる歴史ある温泉地です。日本有数のラジウム含有量を誇り「白金の湯」と呼ばれ、美肌の湯としても知られています。