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日本で一番晴れの日が多く、天候と自然に恵まれたこの県は、 瀬戸内海に面していて、中国、近畿、四国地方へのアクセスの良い岡山県。 日本三名園の一つ岡山後楽園や倉敷美観地区、そして、瀬戸内海の島々で行われる瀬戸内国際芸術祭など周辺には、アートや文化財も多く、情緒豊かな観光が楽しめます。また、日本三大山城の一つと言われる備中松山城は、天守の残る日本一高い天空の山城と言われており、雲海から覗くその姿は日本のマチュピチュとも呼ばれています。県北にある美作には「美作三湯」と呼ばれる湯郷温泉・湯原温泉・奥津温泉の3つの名湯があり、西日本有数の温泉地です。 山や森の自然に囲まれた露天風呂や、川のほとりにある露天風呂、古くから湯治場として親しまれてきた趣のある温泉など秘湯とも呼べる温泉が楽しめます。日本最大のジャージー牛の産地でもある岡山県では温泉後にフレッシュで美味しい牛乳が飲めるでしょう。
湯郷温泉は1200年余の歴史がある由緒ある温泉。延暦寺の円仁法師が傷ついた一羽の白鷺が足の傷を癒しているのを見て発見した湯と伝えられ、別名「鷺の湯」と呼ばれています。そのため、温泉街のあちこちに円仁法師の像を見つけることができます。霊験あらたかな湯は、薬湯として知られ、古くから湯治場としても親しまれています。塩化物泉で、わずかな塩味と硫黄臭が特徴の泉質です。
街の真ん中には日帰りの共同湯「湯郷鷺温泉館」や無料で楽しめる「湯郷ポケットパーク足湯」が設けられていて、気軽に温泉を楽しめる場所となっています。温泉街のシンボルのゆ~らぎ橋付近の噴水は、夜間は18時からライトアップされ、ロマンチックな夜を演出してくれます。季節により、ホタル鑑賞ができることでも知られている本当にきれいな空気と水がに恵まれた温泉地です。昼間はのんびりと街歩きや足湯を楽しみ、夜はホタルや噴水のライトアップでロマンチックな時間を過ごせるデートにもうってつけな温泉地です。
岡山には、先に紹介した「湯郷温泉」の他に「湯原温泉」「奥津温泉」という名湯があり、それぞれ、とてもユニークな特徴を持っています。湯原温泉にある「砂湯」は、全国露天風呂番付の西の横綱にランクされており、雄大なダムを背景に、湧き出る温泉が岩で囲われた無料の混浴露天風呂です。美人の湯・子宝の湯・長寿の湯と呼ばれる温度の異なる湯舟が、24時間年中無料で開放されています。
その歴史をたどれば、神話時代にまで遡るという「奥津温泉」の湯は、なんと大手メーカーの化粧水にも使われた漂白成分を含む泉質です。その成分を活かして、奥津橋のたもとの露天風呂では「足踏み洗濯」が行われます(冬季を除く)。「美人の湯」と呼ばれ、しっとり感のある湯に浸かると、肌が白くすべすべになると言い、全国的に人気を集めています。ほとんどの宿が自家源泉を持っていて川沿いに風情ある老舗旅館や民宿が並んでいます。どちらの温泉地も珍しい催しがあり、家族連れで楽しめる温泉地です。