作並温泉

仙台市街地から車で約40分。古くから仙台の奥座敷として称された作並温泉。仙台市と山形市を結ぶ国道48号線（関山街道）に位置し、その由来は歴代仙台藩主のかくし湯と伝えられる。寛政八年（1796年）の開湯以来、さまざまな文化人を始め多くの人々が訪れ今なお愛され続けられている。

肌にやさしい泉質と豊富なお湯から「美女づくりの湯」とも言われている。山間を流れる広瀬川に沿うように５軒の宿が並ぶ。露天風呂や岩風呂、立ち湯など、各旅館ごと趣向を凝らしているので、多彩な湯めぐりも楽しめる。

作並駅から温泉街につながる街道は、春になると桜並木になる。温泉街には、江戸末期から続く作並こけしの工房があり、優しく可憐な表情をみせる伝統・作並こけしを作る様子を見学できたり、買うこともできる。また、作並に来たらぜひ訪れたいのが、ニッカウヰスキー仙台工場。工場見学や試飲もあって大満足。