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魅力度ランキングが毎年最下位の茨城県。しかし、日本一高い「牛久大仏」、日本一高い「竜神バンジー」、サメの種類日本一の「アクアワールド大洗」など、面白いスポットが実はたくさんあります。
海にも山にも恵まれているので、温泉の特色もそれぞれ。県随一の温泉地は奥久慈エリアで、八溝山系から良質な温泉が湧いています。また、大洗などの海沿いエリアではかつて海底だった地層から出るミネラル豊富な湯を堪能できるのです。
また、個人経営の温泉施設・宿も各地に点在しているので、昭和で渋い温泉からいまどきな温泉まで、自分好みの湯を宝探しのように見つける楽しみもあります。
鉄道は主に南北に走っているため、気ままに楽しみたいならドライブがおすすめ。東京を起点にすると、県内どこでも日帰りができるのもうれしい距離感です。サーフィンやキャンプ、ハイキングなど、アウトドア遊びが気軽にできる茨城県。温泉との相性はぴったりです。
山間の奥久慈エリアには「袋田温泉」「大子温泉」があります。
袋田温泉は平安から開湯し、江戸時代には水戸藩が「百病を治す温泉」として重視。その後、胃腸病への特効が認められ海軍指定の湯とされました。大子温泉の泉質は肌を滑らかにする効果から「美人をつくる湯」と多くの女性から支持されています。
宿泊施設での湯あみはもちろん、「道の駅 奥久慈だいご」や「フォレスパ大子」で水着で楽しむ温泉など、日帰りでも楽しみ方はさまざま。
日本三名瀑の一つ袋田の滝はぜひ訪れたい。平安時代の歌人西行法師が「それぞれの季節に訪れなければその美しさは味わいきれない」と言い、厳冬期には滝全体が真っ白に氷結しライトアップされる様は壮観です。
奥久慈はグルメも豊富。全国的に有名な常陸秋そばはそば職人やそば通をうならせ、奥久慈しゃもは締まりがあり奥深い味わいが人気です。りんご園もかなり多くりんご狩りができ、りんご風呂を楽しめる温泉施設も複数あります。
茨城県の東は太平洋に面していて、徳川光圀もこの海からの朝日を愛でたのだとか。約190kmに渡る海岸沿いに温泉地が点在しています。地殻変動で地層に閉じ込められた海水が温泉として湧出しているエリアもあり、高い保温効果から「温まりの湯」と呼ばれることも。
大洗・ひたちなかには、たくさんの楽しみ方があります。サメの種類日本一の水族館、那珂湊おさかな市場のボリュームのある海鮮丼、開業100年以上にもなるひたちなか海浜鉄道、ひたち海浜公園の「死ぬまでに行きたい!」」と称された広大な景色など。江戸時代から創業している温泉宿からアットホームな町営施設まで、レジャーと併せて楽しめます。
少し北上すると海鵜の飛来地として有名な鵜の岬があり、最北端の北茨城はあんこう鍋で人気です。どちらも太平洋を一望しながら温泉を堪能できる施設が数多く点在します。土地の味とともに体の内外から温まってはいかがでしょう。