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第二次世界大戦において世界で初めて核兵器による攻撃を受けた広島市を抱えることから、国際的に知名度が高いです。また安芸の宮島と原爆ドームの2つのユネスコ世界遺産を有しており、日本国外からの観光客も多いです。
温泉に関して言えば、有馬や草津といった全国級の有名温泉地は広島にはありません。しかし、実は素敵なおすすめ温泉宿がいっぱいあります。鞆の浦温泉・みはらし温泉・広島温泉など瀬戸内海を望む温泉地などが人気です。また、山間にはラドン泉が湧く温井温泉などがあります。
しおまちの湯は、景勝地・鞆の浦に湯けむり上げる効能高き良泉です。平成14年、瀬戸内の情緒溢れる港町に誕生しました。昔から地元の人たちに愛用されてきた水にラジウムが含まれているのが分かったため、“しおまちの湯”として開湯しました。全国でも有数のラジウム含有量を誇り、体を芯から温めるため冷え性や疲労回復に効能が高いと評判です。1本の源泉から5軒の温泉施設に引かれています。いずれの施設も湯船や部屋からの景観の素晴らしさが自慢です。穏やかな表情を見せる瀬戸内海を目の前に、心安らぐ湯浴みを堪能したい。
きのえ温泉は、美しい瀬戸内海の景色を眺望できます。しまなみ海道の西、瀬戸内海のほぼ中央にそびえる大崎上島に湧く温泉です。「きのえ温泉ホテル清風館」の一軒宿です。その泉質は、塩分濃度が高く、神経痛や痛風、関節痛等、効能は多岐にわたります。露天風呂からは、瀬戸内海に浮かぶ島々と真っ青な海が織り成す美しい景色が鑑賞できます。海と空の間に挟まれたような錯覚を起こすほど、開放感があふれています。温泉で日頃の疲れを癒した後は、宿自慢の旬な魚介を使った料理をたっぷりと堪能したい。
世界遺産である宮島にある嚴島神社は、海を敷地とした大胆で独創的な配置構成になっています。平安時代の寝殿造りの粋を極めた建築美で知られる日本屈指の名社です。廻廊で結ばれた朱塗りの社殿は、潮が満ちてくるとあたかも海に浮かんでいるよう。背後の弥山の緑や瀬戸の海の青とのコントラストはまるで竜宮城を思わせる美しさです。
日本三景、宮島を望む浜に湧く温泉ということで「宮浜温泉」と名付けられた風光明媚な温泉です。瀬戸内の美味を肴に安芸の美酒に酔いしれることができます。歴史は比較的浅く、昭和39年に開湯しました。現在の源泉は平成7年に掘削されています。湧出量は毎分220リットルほどで、ほぼ透明な無味無臭のお湯はラドンを豊富に含んでいます。そのため、神経痛によく効くといわれます。高台に広がる閑静な温泉地は、瀬戸内の穏やかな情景や美味が自慢です。ゆっくり流れる時間に包まれれば、日頃の疲れが徐々に癒されてゆきます。