赤倉温泉(新潟県)

江戸文化13年開湯の日本唯一の藩営温泉。日本百名山の一つ妙高山の麓、標高800ｍの場所に妙高高原最大の赤倉温泉が広がる。「滝の湯」から下る坂道沿いに大型ホテルからペンション、民宿やお土産屋などが温泉街を形成。美しい自然と夏の避暑、冬のスキーで明治以降は文化人や財界人の別荘地として発展した。日本近代美術の祖、岡倉天心が終焉の地を求めたことでも有名。近年では、旅館組合が認定する「温泉ソムリエ」の活動が話題に。歴史ある赤倉温泉の湯は、硫酸塩・炭酸水素塩温泉2つの泉質を併せ持った貴重な名湯。神経痛、リウマチ、肩こり、腰痛、疲労回復など温泉に共通する一般適応症はもちろんのこと、独特の泉質別適応症として、「美肌づくり」「傷の治癒」に定評がある。源泉は、妙高山より引湯している。 源泉温度、源泉からの距離、適度な勾配により、各施設の浴槽に満たされるともっとも気持ちのよいと言われる42℃前後になるという。 「肌美人の湯」「天然化粧水「霊泉」など、様々な言葉でその効能が評価されている。