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都心から鉄道や車を使って2時間ほどで行ける栃木県には、那須、塩原、鬼怒川、川治、湯西川、日光…など全国的にも名の通った温泉地が点在し、湯めぐりの楽しみは尽きることがありません。野趣に富んだ山・川の湯、開湯なんと飛鳥時代という古湯、伝承ロマンの秘湯などなど、バラエティ豊かな湯めぐりをすることができます。名湯名高い鬼怒川温泉や川治温泉では、奇岩怪石連なる渓谷美を堪能。鄙びた風情や秘湯情緒を味わえる那須温泉や、文人墨客にゆかりの深い塩原温泉郷も栃木県にあります。 また、 奥鬼怒温泉郷や三斗小屋温泉など、徒歩でアクセスするしかない山間の湯もいくつかあります。車を降り、けして楽ではない道のりを進んで辿り着くそこはまさに秘湯の趣です。平家落人が河原に湧き出る温泉を見つけ傷を癒したと伝えられる湯西川温泉や、天狗伝説はじめ様々な伝承が残り、映画「テルマエ・ロマエ」のロケ地に使われた北温泉といった歴史の深いお湯も多く存在します。
特急スペーシアや車で約2時間。都心からアクセス抜群の関東の奥座敷、鬼怒川温泉は江戸時代に発見され、当時は日光詣の僧侶や大名のみが入ることを許されたという由緒正しき温泉です。明治以降に一般開放されてからは多くの観光客が訪れ、鬼怒川渓谷沿いに旅館やホテルが建ち並ぶ関東有数の大型温泉地として発展。お湯はアルカリ性単純温泉で、肌にも優しい軟らかな泉質です。周辺には日光江戸村や東武ワールドスクウェアなどのテーマパークも多く、観光にも最適です。一方、那須・塩原温泉には東京駅から新幹線を使えば1時間15分。那須温泉郷は、栃木県の中で最も古い歴史をもち、硫黄泉の白いにごり湯が特徴的です。開湯1380年という共同浴場「鹿の湯」は、温泉街の象徴的な存在として今も入浴客でにぎわっています。塩原温泉郷には、重曹泉や硫黄泉など、様々な泉質をもつ温泉が集まっています。渓流沿いの散策コースも豊富。さわやかな自然があり、夏の避暑地としても人気です。
鬼怒川の最上流にある秘湯エリアにあるのは川俣温泉。緑豊かな渓谷、切り立った岩壁、大岩の間を切り裂くような鬼怒川の流れ。まさに秘境の温泉郷という素晴らしい光景が広がる山あいの温泉です。多くの宿が川俣湖周辺と渓谷沿いにあり、露天風呂が多いことでも有名で、渓谷と美しい山々、悠久の大自然を見渡すことができます。付近には景勝地・瀬戸合峡をはじめ間欠泉、川俣湖などの見どころがあり、平家落人伝説が残る平家塚もあります。5月中旬の新緑、10月中旬の紅葉、11月の新そば祭の時期には特に多くの観光客が訪れます。 その他、日光の奥鬼怒温泉郷にある自然湧出のかけ流し温泉・八丁の湯や、徒歩でしか訪れることのできない奥鬼怒温泉郷のひとつである加仁湯、ブナの原生林に囲まれた一軒宿の手白澤温泉や、映画のロケ地にもなった温泉宿・北温泉など、栃木には都会の喧騒から離れ、非日常を味わえる温泉地がたくさんあります。