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神奈川県の宿泊施設情報
日帰り温泉も充実。豊富な温泉地を持つ神奈川県
箱根・湯河原の2大温泉地を中心とし、西部に多い温泉
神奈川県の人口は東京都に次ぐ第2位。県庁所在地は横浜市で、山下公園、赤レンガ倉庫、中華街などをイメージする人も多いと思いますが、県西部には緑豊かな丹沢山地から足柄山地、箱根山が連なり、酒匂川が流れる足柄平野には小田原城の城下町・小田原市が開け、温泉地も多い県です。箱根火山では現在でも大涌谷で噴気活動が見られ、周囲には有名な箱根温泉、湯河原温泉をはじめとして、多くの温泉が分布しています。 相模湾を一望できる高台に湧く小田原温泉、秦野市には開湯から70余年の弦巻温泉、厚木市には美肌の湯･パワースポットして知られる七沢温泉、山北町には武田信玄の隠し湯として知られる中川温泉があります。どの温泉も都心からのアクセスがよく、日帰りで行ける温泉も多いため、思い立ったらすぐに行けるところも魅力です。
「もう一度行ってみたい温泉地」第1位の箱根温泉
箱根は、年間約2000万人もの観光客が訪れる日本屈指の観光地です。その魅力は1日2万5000㌧もの湧出量があり、20箇所に分けられる温泉場。箱根の温泉の開湯は奈良時代。街道や電車など交通機関の整備と共に、人気の旅先として発展してきました。「箱根七湯」として開湯以来、現在では「箱根二十湯」に増えた温泉。泉質もさまざま、病気療養を目的とする湯治の場としても古くから人気がありました。“恋愛運アップ”で知られる九頭竜神社や、ここ一番の勝負に強くなると言われる箱根神社など、関東屈指のパワースポットエリアでもあります。芦ノ湖や季節によって彩りが変わる山々、花々など、自然に囲まれた景色。美術館、遊覧船、立ち寄り湯、庭園などの多様な観光施設とイベントで、みどころ、遊びどころがいっぱいで、じゃらん人気温泉地ランキングでは、「もう一度行ってみたい」温泉地の全国１位に10年連続選ばれています。
万葉の時代から温泉地として、人々に知られていた湯河原町
箱根と並び、県内の2大温泉地とされる湯河原温泉は、相模湾に面し、一年を通じて温暖な風光明媚の地。かの万葉集にも詠まれ、古くから万病に効くと評判の良質な温泉が湧く場所として知られていました。特に明治時代中頃からは、秘湯の趣きと閑雅な風情をもとめて文人墨客が数多く訪れ、この地を舞台とした作品を遺しています。雄大な自然の景観と豊かな山海の幸に恵まれ、行楽・静養に最適の地として多くの人々に親しまれてきた町並みを散策していると、そこかしこに偉大な文士たちの足跡と歴史の残り香を感じます。泉質は弱食塩泉・弱アルカリ性という泉質としては理想的なもので、一言でいえば「肌にやさしい温泉」です。サラサラと肌のあたりが柔らかで、温泉でありながら石鹸の泡立ちが良く、湯冷めをしないという特徴をもっており、効能も実に幅広いものです。切り傷、打撲、外傷をはじめ、神経痛や腰痛、婦人病には特に大きな効能があります。
